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欧州の交通ルール-飲酒運転・スピード違反


飲酒運転について

ヨーロッパでは、これまで飲酒運転にかなり寛容であったといわれますが、最近では飲酒運転による事故の急増に伴い取り締まりも厳しくなってきてます。

ヨーロッパ大陸諸国(ドイツ、フランス、イタリア、スペインなど)での取締の基準は、血中アルコール濃度 0.5mg/ml となっています。具体的なイメージとしてはビールだと1パイント(568ml)、ワイン(アルコール12%)だと250ml程度となるようです。イギリスは、血中アルコール濃度 0.8mg/ml以上と他の欧州諸国と比べて基準がかなり緩くなっています。

体が大きく、アルコール分解酵素が多いといわれる西洋人と同じ基準で考えるのはかなり無理がありますし、同じ人種でも個人差があるかと思います。

飲んだら乗らないというのが一番ですが、アルコール検査キットというのが売られています。因みに、フランスでは、2012年7月1日から運転時のアルコール検査キットの携帯が義務付けられました。 携帯の目的は、検査の際に使用するだけではなく、自ら計測して自分で運転できるかかを判断してもらうという狙いがあるようです。
使い捨ての検査キットが、薬局、飲食店、ガソリンスタンド、大型スーパーマーケットなどで1.0‐1.5ユーロで購入できるとのことです。イギリスでは、フランスのように義務づけられている訳ではないのでそれ程一般的ではないのですが、Halfordのような自動車用品店で買うことができます(6ポンドくらい)。

基準を超えたアルコールが検出されると、日本同様に厳しい罰則が待っています。

(参考)各国アルコール規制比較
日本 血中濃度 0.3mg/ml以上 呼気中 0.15 mg/l以上
ドイツ 血中濃度 0.5mg/ml以上 呼気中 0.25 mg/l以上
フランス 血中濃度 0.5mg/ml以上 呼気中 0.25 mg/l以上
イングランド 血中濃度 0.8mg/ml以上 呼気中 0.35 mg/l以上
スコットランド* 血中濃度 0.5mg/ml以上 呼気中 0.22 mg/l以上
*スコットランドはこれまでイングランドと同じ基準でしたが、2014年から厳しい基準となりました。

 

郊外のPubには駐車場を完備しているところも多い。


スピード違反について

ヨーロッパは、事故の原因となるスピード違反に対して厳しい姿勢を取っています。
スイスは特に厳しくカーナビのスピードカメラの探知機能も自動的にオフになるように設定され、カメラの場所を公開することも固く禁じられています。

スイスの場合に面白いのは罰金を決める際に運転者の年収を元に金額が決定され、過去にはスピード違反で8620万円課された例もあるみたいです(これはかなりレアなケースでしょうが。。。)。

スピードカメラの配置は、国よって異なりイギリスはすぐにわかる黄色(下記参照)で目立つところに設置されている。

フランスは外側が灰色で若干わかりにくいが比較的は目立つところに設置されているのとカメラの前に警告の看板があることが多い。

スイスは茂みに巧妙に隠しているのが特徴。スピードカメラに全く気がつかないようになっているので特に注意が必要です。

ドイツのアウトバーンは速度無制限でスピードカメラには無縁に思われますが、速度無制限でない区間もかなりあり、そのような区間を狙いスピードカメラが設置されていることが多いようです

またイギリスにはAverage Speed Checkという平均時速を基に速度超過を取り締まるカメラがあります。日本では見ない代物です。

仕組みは単純で起点と終点でナンバープレートを読み取り、通過時間から速度を割り出すものです。工事現場で作業員の安全を守るためにも使われています。この設置区間になると周りの車が制限速度ピッタリ位で走っているので違和感を感じます。

ヨーロッパの罰金の払い方で特徴的なのは、「早く払うとまけてもらえる」点でしょうか。例えば、違反切符を受け取って2週間以内に支払った場合には罰金が減額されたりします。反対に決められた期限までに支払わないと増額される仕組みとなっています。

なお、レンタカーで交通違反した場合、レンタカー会社経由でしっかり日本まで違反切符が送られて来るらしいので油断しないようにしてくださいね。

イギリスのスピードカメラ
左が運転者から見える姿、右が回り込んだ状態。
通常は、後ろから撮られる形となる。
 
イギリスのレーダー探知機注意の看板

Average Speed checkの標識


フランスのレーダー探知機注意の看板


関連リンク




欧州の交通ルール
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