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欧州の交通ルール

管理人が住んでいるイギリスでの交通ルールを中心にヨーロッパで自動車を運転するのに必要最低限のルールを紹介してゆきます。

日本の運転免許証を申請だけでEUの運転免許証に切り替えられるだけあって、基本的な交通ルールは日本と大きく異なるところはないのですが、日本では滅多にお目にかからないラウンドアバウトの走り方や右側通行での注意点など「ヨーロッパらしい」点を中心にご紹介してゆきます。

欧州の基本的な交通ルール

ラウンドアバウト(Roundabout)


ヨーロッパを運転する際、避けて通れないのがラウンドアバウト。特に、イギリスはラウンドアバウト発祥の国だけあり、数車線もある大規模なものから、直径数メートルのミニラウンドアバウトまで無数ののラウンドアバウトが存在しています。

日本ではあまり見かけないので、はじめ慣れるまで若干時間が掛かりますが、Uターンにも使えるし、コツを掴むと結構癖になっちゃいます。

ラウンドアバウトは、以下3つの点に注意するだけで比較的簡単にマスターすることができます♪

○ラウンドアバウトでは右側(内側)の車が優先。
 大陸では左側(内側)の車優先。
イギリスのラウンドアバウトでは右から来る車)が優先なので常に右側を見ていればよいんです。
大陸諸国のラウンドアバウト場合は、逆に左側だけみていればOK!。

内側にいる車に優先権があるので、内側の車がウインカーを出していたら、道を譲って外側に出してあげましょう。

○ラウンドアバウトを出る時にはウィンカーを出し外へ出る。

ラウンドアバウトを出るときはウインカーを出して外へ出ましょう。
ここで問題なのはタイミングなんです!

自分が出たい道の「手前」でウインカーを出すことが必要です。ウインカーを出したままラウンドアバウトを回っていると、外に出ると思われて、中に入ってくる車と衝突しかねないので危険です。ウインカーを出すタイミングが非常に重要なんです。

また、ラウンドアバウトの中で急停止したり、無理に曲がろうとすると、後ろから追突される恐れがあります。ラウンドアバウトは、何回でも回われるので、焦らずに後方を確認して目的の方向へ進むようにしてください。

○ラウンドアバウトの手前は徐行

ラウンドアバウトの手前は一時停止ではなく「徐行」です。
急に止まると追突される恐れがあります。逆に、ラウンドアバウトに勢いよく飛び込んでしまう場合も危険です。特に高速道路を出た後は、高速道路を降りたばかりでスピードの感覚が戻っていないうちにラウンドアバウトに勢いよく飛びこんでしまいがちなので気をつけましょう。
また、イギリスでは高速道路を走っていると突然ラウンドアバウトが出現したりするので「ラウンドアバウトあり」の看板には注意してください。

ラウンドアバウトの走り方については下記Youtubeの動画がわかりやすいです。 http://www.youtube.com/watch?v=WhpuNi8zfH4  

 
この先にラウンドアバウトあり。早めに減速を。

ミニラウンドアバウト (Mini-Roundabout)


ミニラウンドアバウトの走り方は基本的にはラウンドアバウトと同じです。
「これもラウンドアバウト?」というような小さくて可愛いラウンドアバウトもあったりします。

ミニラウンドアバウトは、小さいので真ん中を抜けてしまいそうになりますが、中央の丸の回るように通らなくてはならないんです。また、ミニラウンドアバウトは小さいのでウインカーを出す時間が十分にないのでタイミングに注意してください。

なお、ミニラウンドアバウトではUターンは禁止されています。


ミニラウンドアバウトと徐行の標識。ラウンドアバウトは徐行で進入のこと。勢いよく一時停止すると追突される恐れがある。

バスレーン (Bus lane)


ヨーロッパの大都市でも渋滞が慢性化し、バスやタクシーなどの公共交通機関を優先するため、多くの都市でバスレーンが設置されています。

土日・昼間など、時間によって解除されていますjが、ロンドンでも多くの場所でバスレーンが見られます。規制時間内にバスレーンに少しでも入ってしまった場合には、監視カメラで録画され罰金が科される仕組みになっています。

イギリスの場合、バスレーンは大抵歩道寄り(左車線)に設けられ、アスファルトの色で区別されています。ロンドンでは赤く塗装されてます。

特にラッシュアワーは一般車の規制が強化されており、監視カメラで、厳しく取り締まっています。

 

バスレーンはわかりづらいので注意が必要だ

踏切 (Railroad crossing)


ヨーロッパでは、日本のルールと異なり、警告信号が点滅していない時を除き、一時停止の必要はありません!
追突される恐れがあるので、踏切の手前で急に一時停止するのは避けましょう! 


この標識が目印

横断歩道 (Pedestrian crossing)


イギリスの横断歩道は、
1)ゼブラ・クロッシング、
2)ペリカン・クロッシング、
3)パフィン・クロッシング、
4)トーカン・クロッシング、
5)エクエストリアン・クロッシング
の大きく5種類もあります。

1)ゼブラ・クロッシング(Zebra crossing)
信号機のない横断歩道で、車道に白と黒の縞模様が描かれているので、ゼブラ(=シマウマ)と呼ばれてます。横断歩道の両脇の黄色い点滅灯が特徴。ビートルズのアビーロードに出てくるあれ!です。

横断歩道は歩行者優先で、歩行者がいる場合は一時停止、歩行者がいない場合でもよく注意を払い、いつでも横断させられるように徐行または、停止する用意をしておくことになっています。

日本と違い、欧州では横断歩道に歩行者がいる場合には自動車はキチンと停止しています。運転者のマナーの良さを非常に感じます♪
歩行者への注意と同時に、前の車に追突しないように気をつけることも必要です。

2)ペリカン・クロッシング(Pelican crossing)
いわゆる、押しボタン式横断歩道のことです。横断歩道の両脇に押しボタン装置があり、歩行者はボタンを押して信号が変わるのを待っています。

ペリカンクロッシングが設置された横断歩道の場合、歩行者がボタンを押すと黄色の点滅信号の次に、赤色信号になる。黄色の点滅信号中に、横断中の歩行者がいたら、歩行者に道を譲る必要があります。

3)パフィン・クロッシングは、歩行者を感知するセンサー式横断歩道(ペリカン・クロッシングの発展形)で状況に応じて横断できる時間を延長してくれる仕組みになっています。

4)トーカン・クロッシングは、歩行者と「自転車」のための押しボタン式横断歩道です。自転車の絵が描いてあります。

そして、5)エクエストリアン・クロッシングは、如何にもイギリスらしい馬用の横断歩道
通常の押しボタンに加えて、そのかなり上の方に、乗馬した人の高さに合わせた位置に押しボタンがもう一つ設置されています。日本ではお目にかからない横断歩道です。

 

イギリスらしさを感じるセブラクロッシング。歩行者がいる場合は必ず一時停止!














エクエストリアン・クロッシングの表示

右側通行 (Keep right)-大陸へ渡った場合


日本からの旅行で訪れる場合やイギリスに住んでいてフランスへ車で行く場合の一番のハードルがなんといっても「右側通行」だと思います。

私など、イギリスからフランスに渡った直後など「右、右、右」と唱えながら運転してます(笑)。
初めのうちは、片側二車線の道路の左側を走っていると対向車が来る錯覚に陥ります。慣れないうちは自分の前に、車を走らせその後ろをついてゆくといいです。
特に気をつけなくてはいけないのが、左折するときです。右側通行の意識が希薄だと、左折のタイミングでつい反対車線に飛び出してしまいがちなので注意が必要です。

右側通行にも慣れてくるとそれほど違和感がなくなってくるのですが、中央線のない道路や駐車場などで無意識に転回した場合など、左側に寄っていることがしばしばあります。気を付けないといけないですね。。。

レンタカーを借りる場合は問題ないと思いますが、イギリスからフランスに行った場合、右ハンドルの車で右側通行する際の注意点としては、

1.対面通行時の追い越しが難しいこと、
2.高速道路などの合流が難しいこと、
3.右カーブの際見通しが悪いこと
の3点に注意が必要です。

因みに、フランスからイギリスに戻った際には、反対に「左、左、左」と唱えています(笑)。

 
フランス北部カレー郊外。左側通行のイギリスから来ると右側通行に慣れるまで緊張する

ヘッドライトの昼間点灯 (Always-on light)


イギリスでは義務付けられておらず、あまり昼夜点灯している車を見ないのですが、大陸の方ではかなり一般的になっています。

スウェーデン、フィンランド、アイスランド、ラトビア、マケドニア、ノルウェー、デンマーク、スロベニア、ポルトガルの一部では一年中ヘッドライトの昼間点灯が義務付けられてます(ルーマニア、イタリア、ハンガリーは市街地の外でのみ義務付けられているようです)。
リトアニア、ポーランド、スロバキア、チェコでは冬季の昼間点灯が義務付けられています。

勘違いされて、対向車線の車からパッシングされることもあるのですが、慣れない土地では安全のため昼間点灯しておいた方がいいと思います。

 

優先道路 (Priority Road)


優先道路の標識は赤いふちの逆三角形でイギリスの場合、親切に「GIVE WAY」と書いてあります。フランス、ドイツなどは何も書いていません。(日本では中に「徐行」と書かれている標識です。)

これは、交差する道路の車に対して(左右どちらでも)道を譲ることを義務づけるものです。
こちらはあくまで「徐行」であるため、必ずしも一時停止する必要はありません
優先道路を走行する車は、十字路を交差して通行する車に対して、先に通行する権利(優先権)があります。 優先関係がはっきりしない場合、正面向かって右側から進入しようとする車に優先権があります。

 
(イギリス式)

(大陸式)

右側優先


大抵、信号のない交差点には、どちらに優先権があるかを示す標識が立っているが、一時停止標識も停止線も優先道路標識もなく優先関係がはっきりしない交差点では、右側優先の法則が適用されます。

つまり、右側から進入する車両に優先権(自分の右側から来る車が先に通行する権利)が与えられるのですが、その優先度に対する意識が日本のものよりも大きくなっています。

この原則は右側通行の国々だけでなく、左側通行のイギリスも同じ(普段あまり意識することはないのですが、同じ左側通行の日本では左側優先となっています)。ラウンドアバウトの進入ルールをイメージするとわかりやすいと思います。

信号も標識もない交差点では無条件に右から来るクルマに優先権があります。そのため、自分が優先の時にむやみに止まると、追突されるおそれがあるので注意してくださいね。

 

関連リンク





欧州の交通ルール
・基本的な交通ルール
・飲酒運転・スピード違反
・道路標識について
・駐車の仕方

ガソリンスタンドの使い方
・燃料の見分け方 
・精算方法と給油の仕方