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通行料金の払い方

高速道路の通行料金は、イギリス、ドイツ、オランダ、ベルギーなどは燃料税や自動車税で維持管理費が賄われているため原則無料となっています。一方、フランス、イタリア、スイス、オーストリアでは通行料金を課しています。フランスやイタリアなど高速道路の全てが有料というわけではなく、無料区間も多くありますが、通行料金を徴収している道路は無料部分に比べ明らかに路面状態は良好です。

通行料金を課す国も日本で一般的な走行距離に応じて通行料金を支払うタイプ(フランス、イタリア)と一定期間をまとめて支払うタイプ(スイス、オーストリア)と2つに分かれます。フランスは、距離に応じて支払い金額が変わる後払いの部分と先払いの部分が一つの高速道路に混在している場合がよくあります。

どちらのタイプも日本の高速道路料金に比べれば遥かに安いのでご安心を。


 フランスの高速道路

フランスの高速道路(オートルート)は有料区間と無料区間(都市近郊に多い)から構成されています。特に有料区間は道路の整備がよく行き届いており非常に走りやすくなっています。
   
高速道路料金は、日本の高速道路のように
1)入口で通行券を受取り、走行距離によって料金が決まるパターンと、
2)距離に拘らず一律の通行料金が課されるパターンの2つがあります。
後者の場合、突然料金所が現れるので、直ぐに支払えるように準備しておいてください。

通常、料金所は3つのレーンに分かれており、 



(1)ETC専用レーン(オレンジ色の小文字の「t(テレペア―ジュ)」が目印
ETCを装備していない車は必ず避けてください 


(2)クレジットカード専用のレーン(「CB(カルテ・バンケール)」が目印

フランスの高速道路会社のHPによれば、アメックス、ダイナース、JCBは使えないようです。経験上、Master Cardでも使えない出口もありました。同じMasterでもカードの発行国によって使える使えないが決まっている場合があるようです。
カードは異なるブランドを複数持つか、クレジットカード専用レーンは避けるのが無難かもしれません。

(3)有人レーン(コインやお札、帽子を被ったおじさんの絵が目印)
→現金またはクレジットカードで払えるので、旅行者はこのゲートを目指してゆきましょう。

   
オートルートの料金調べ方  

(1)オートルートのウエブページにアクセス   http://www.autoroutes.fr/index.htm?lang=en#  

(2)右側にあるYour routeのDepatureに出発地(例:Calais)とDestinationに目的地(例:Paris)を入力  

(3)距離、所要時間、コスト(含む燃料代)、一番下のTollが通行料金。   Distance: 296.185km of whom 280.797 km on motorways   Time: 03H12   Cost: 50.16 EUR   Toll 21 EUR | Fuel 29.16 EUR   

料金一例 (2012年8月現在) 
パリ~オルレアン(約130キロ)9.9 ユーロ 
パリ~ルアーブル(約200キロ)19.3ユーロ 
パリ~カレー(約300キロ)21ユーロ 
パリ~トールーズ(約700キロ)33.3ユーロ 
パリ~マルセーユ(約800キロ)55.8ユーロ 
    
 
  
 スイスの高速道路 
 
スイスのアウトバーンは有料(40フラン:2012年の金額)です。
料金所があるわけではなく、Vignette(ヴェニエット)と呼ばれる通行証をフロントガラスに貼る形式。12月1日から翌々年の1月末までの14ヶ月有効となってます。
スイスのVignette

アウトバーンを走る前に観光局、スイスの国境管理事務所、郵便局、ガソリンスタンド、高速道路のサーピスエリアで購入できます。   

購入したら車のフロントガラスに貼ってください。購入しても貼っていないと罰金(200フラン)が課されます。   
最新の料金は、Swiss Federal Customs AdministrationのWeb(英語)を参照してください。 

スイスのアウトバーン


 オーストリアの高速道路

オーストリアのアウトバーンもスイス同様に有料で、Vignette(ヴェニエット)と呼ばれる通行証をフロントガラスに貼る形式となっています。

オーストリアのVignette

スイスが14ヶ月分を買わなくてはならなかったのに対し、1年(77.8ユーロ)、2ヶ月(23.4ユーロ)、10日(8ユーロ)の3種類から選べるので旅行者には良心的な仕組みとなってます(2012年の金額)。

Vignette(ヴェニエット)は、アウトバーンを走る前に、ガソリンスタンド、タバコ屋(Tabaktrafik) 、高速道路のサーピスエリアで事前に購入する必要があります。   

スイスのヴェニエット同様、購入したら直ぐに車のフロントガラスに貼りましょう。
購入しても貼っていないと罰金(120ユーロ、その場で払わないと300ユーロ)が課されます。   

最新の料金は、Federal Ministry for TransportのWeb(英語)を参照してください。 
 
買ったらフロントガラスに貼り付けていないと違反になります  

 番外編:ロンドンのコンジェスチョン・チャージ(渋滞税)

コンジェスチョンチャージとは、ロンドン中心部の道路渋滞緩和を目的に導入された制度で、平日の午前7時から午後6時の間(夜間の時間帯と祝日は課金なし)に対象地域(ウエストミンスター、シティ周辺:赤丸に白地のCのロゴが目印)を通過する車両に適用されるいわゆる渋滞税です。
Congestion Chargeの表示

料金は事前に支払うと10ポンド、利用当日または翌日の場合は12ポンドとなっています。二輪車、ハイブリッドカーや電気自動車などの環境にやさしい車両は免除されるもののレンタカーは課金対象なので注意が必要です。
レンタカーの場合でも、レンタカー会社を通じて請求が来るらしいので注意してください。

コンジェスチョンチャージの支払方法は、自動支払い、携帯のショートテキスト、コールセンター、お店での支払い等7種類もあります。
払わない場合の罰金は、120ポンド(但し、2週間以内に支払った場合60ポンドに減額される)となってます。28日以内に払わない場合、180ポンドに増額されるので、早めに払いましょう。

詳細な対象地域、支払方法などは、Transport for London(TFL)のホームページ
http://www.cclondon.com)を参照してください。       
   
  

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